[2021年版]ITパスポートのクセつよめな問題文の歩き方! Part5

前回の続き
今回は最後の「いくら/いくつ/どれくらいか?」を説明します。ここが一番厳しい。
・パターンA) 適切なものはどれか?
・パターンB) 最も適切なものはどれか?
・パターンC) 〇〇はどれか?
・パターンD) 全てあげたものはどれか?
・パターンE) いくら/いくつ/どれくらいか? ← 最後はこれ
いくら/いくつ/どれくらいか?
ITパスポートには各分野ごとに1つないし2つほど計算問題が出ます。では、どのように対応していくのかを簡単に説明していきます。
これだ!みたいにかければ良いのですが、あまりにも癖が強すぎて、1ページは収まらないんです。。
ごめんなさい、でもその理由もすぐわかります。
Step1. どの計算パターンなのか見極めましょう。
計算問題はそれほど多くありません。分野ごとにある程度決まっています。
ストラテジーであれば、財務関係。マネージメントであればアローダイアグラムか工数計算、テクノロジーであれば、データベース関連などです。
この時に大きな分岐があります。
ア) どの計算かわかった
イ) どの計算かわかったけど、計算方法が思い出せない
ウ) 計算式がわからない、でもなんとか解けそう
エ) 計算式がわからないし、なんのことかわからない
ITパスポートでは、特に計算式とかないけど、常識でときなさいみたいな謎の問題が出ます。
例えばこんな感じ・・・流石にこれはちょっと意地悪では?と思ってしまいました。

これを1分ちょっとというのは無理がありませんか?・・
つまりア)とウ)の場合チャレンジできますが、イ)とエ)は時間との相談になります。
Step2. 何を聞かれているのかを改めて確認しましょう。
計算パターンがわかっているから大丈夫なはずなのですが、実は一捻りしてくるのがITパスポートの計算問題です。

これが、財務系の話だというのはわかると思います。計算式も思い出せたとします。
これは何を聞かれているのでしょうか。。。
実際は年間の利益を聞かれているので、年間の利益が400万となる年間来場者を求めています。
年間来場者数が出ればあとは、営業日数で割れば良いので自明だからですね。
何を聞かれているのかを改めて確認しないと、計算式を覚えていても当てはめられないのです・・
Step3.計算をして、答えを求めましょう。
ITパスポートの出題では、計算式自体がシンプルなものが多いです。計算式なら1分は入りません。
とはいえ、大切なのは答えより時間です。そこまでにいくら時間をかけていましたか?
仮に問題に5分かけると、後続の5問に影響が出ます。しっかりと時間管理を行い、回答を選択してください。
またヤマカンで当てても、ITパスポートは前後の問題の解答状況に応じて配点を決めるため、大した点数になりません。
ちなみにStep2の例では、こんな感じで考え方をします。
((3000 – 1000) / 10000) * n – 2000 = 400 の方程式を解いて、12000という年間人数を求めます。答えはエです。
学生ならこのあたりはすぐ出るはずですが、試験から遠ざかった大人は相当厳しいはずです。。
本パターンのまとめ
これまでの話からこのパターンの問題の解き方についてのまとめです。
・その設問がどのパターンなのか、分野ごとに大方決まったりします、見分けましょう。
・計算のパターンに応じて、自分が1分ちょっとでとけるか判断しましょう。
・計算方法が思い出せたら計算を行い、選択肢に値がなければ深入りするか決めましょう。
計算問題で大切なのは見極めと、引き時です。解くべき問題がまだたくさんあるでしょうし、残った時間と相談してみてください。