[最新版] ITパスポート アルゴリズムの基本構造/表現方法 出題傾向と学習方法


シラバス6.0から「プログラム」を念頭に全面的に更新されています。出題頻度が上がっている上に暗記問題ではなく、計算問題に近いものになっているので注意が必要です。受験者は挑戦するかどうか判断が必須だったりします。
ITパスポート公式サイトの「試験内容・出題範囲」の最新のシラバス6.0を元に管理者が独断と偏見で書いてます。
「アルゴリズムの基本構造/表現方法」のまとめ
- アルゴリズムとは?のような問題は出ないと思います・・・
- しかしアルゴリズムのパターンとフロー図の理解を前提に、処理結果を求める出題があります。
難易度はそこそこある問題なので、挑戦するかどうか判断が必須です。 - 実際は、同じ章に疑似言語によるプログラミングの問題が待っているので、そこでの勝負に
なるのでは?と予想できます。
「アルゴリズムの基本構造/表現方法」の出題内容
過去の出題には、「アルゴリズムとは?」のような出題があったのですが、ここ最近はありません。
いずれも一定の法則に基づき、値を求めるような準計算式とも言うべきものになっています。
とはいえ、事例や準計算系に移っているのは全体的な傾向ですね。ITパスポートは早いうちに取るのを
お勧めする理由がこれです。

かなりの難易度になっていますが、疑似言語によりプログラミングと合わせて出題されるのかがポイントになります。(感覚としては、同様の問題になるフローチャートは出題されないのかな?)

「アルゴリズムの基本構造/表現方法」の学習方法案
まず大前提として、「データ及びデータ構造」はエンジニアを目指す場合は、知って損がない知識です。その上で、以下の順序で学習をお勧めします。
- アルゴリズムって、「データをどうやって加工するのか」ということをフワと理解する。
- 関連の用語をフワっと理解していく
- 3つのパターンがあり、それぞれがどんな時に使うのかを実生活になぞって覚える。
- 3つのパターンが図でどんなものかをフワっと理解する。
- 過去問などで、フロー図の中の解き方に慣れていく。
- フロー図がなくても、問題文で何をどんな風に処理するかを解けるようになれていく。
ここまで書くと分かる通り、エンジニアにならないのであれば、使いこなすのはかなり難易度が高いです。
誤解を恐れずにいえば、これを解けるならプログラム書けます・・・
いいとこ4番目まででしょう。ということで、この問題をどうするのかをしっかりと判断するべきです。
シラバス6.0でプログラミングがあるのに、この問題が出題されるかは疑問ですが、実際はいずれかは出るので
同じことを学ぶことになります・・・
押さえておきたい用語
用語自体はそれほど多くないのですが、新聞にも雑誌にもWebサイトにも掲載されることはないので、とっつきにくさが半端ないです。
用語 | 説明 |
フローチャート | データをどうやって加工したいかと図で書いたもの。 |
変数 | 加工するデータを入れる印的な何か |
選択構造 | 判断、条件などと同義
データの加工方法について、パターンを決定するために必要な手順 |
繰り返し構造 | データの加工を同じやり方で何度も行う。
同じやり方というのがポイント。1回づつとか言われたらこれ! |
入力 | フローチャートで加工したい最初の値 |
出力 | フローチャートの結果 |
フローチャートのポイント
ITパスポート試験という枠組みであれば、ある程度の学習ポイントを絞ることはできます。
フローチャート見ていてわからない!と思ったらヒントになると思います。
- フローチャートの一番上ある数字を変化させます
- データの加工は必ず上から処理されます。
- 菱形が書いてあるとことが問題で一番大事なところ、1つ上の四角で加工された結果がどちらの道に
いくのかが結果が大きく変わります。 - 繰り返しがきたら、そのあたりは繰り返しごとに増えます、あるいは繰り返しごとに減ります
この辺りは今後追記しますが、本当は書籍に譲りたいところ・・・
代表的なアルゴリズム
代表的なアルゴリズムとしては、「並び替え(整列)」と「探索」に分類されます。
並び替え(整列)アルゴリズム
複数(巨大な)のデータを大きい順(降順)または小さい順(昇順)になるように並び替えることを目的としたアルゴリズムです。
選択ソート | バブルソートは一つとなりと比べては入れ替える、という処理を繰り返していく方法です。 |
バブルソート | 最小値の要素を選択して、先頭の要素と置き換える整列アルゴリズム |
クイックソート | リストにおいてピボットと呼ぶ要素を軸に分割を繰り返して整列を行うアルゴリズムです。何を書いているのかわかりません。でも最速ということだけ覚えておいてください。 |
探索アルゴリズム
複数(巨大な)のデータの中から、任意の条件に一致したデータを見つけることを目的としたアルゴリズムです。
線形探索法 | 先頭のデータから順に条件と比較し、見つけ出すまで調べていくアルゴリズムで、 もっともシンプルなものです。ただし探すまでの時間は、データの位置に大きく依存し、探し出すデータが最後にあった場合、最大のコスト必要となります。 |
2分探索法 | 整列されたデータを2つに分け、探索している要素がどちにあるかの判断を繰り返して探索範囲を狭めていくもので、線形探索法と比較して、効率的な探索が行えます。 |
「アルゴリズムの基本構造/表現方法」を説明してくれる参考書
困った時には「徹底攻略ITパスポート教科書 + 模擬問題 2021年版」になります。
ここでもしっかりとシラバスの範囲を説明してくれています。地味なことでも手を抜かない1冊です。

発行元 | 株式会社インプレス |
著者 | 間久保 恭子 |
初版発行 | 2021年3月11日 |
定価 | 1,738円 |
ホームページ | 公式サイト |
電子書籍版 | 有 |
その他 | 電子版無料ダウンロード 過去問アプリ有り |