[最新版] ITパスポート データ及びデータ構造 出題傾向と学習方法
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プログラムが利用するデータ/データ構造についての出題傾向や学習方法を整理しています。実はこのあたりは、スタックという準計算問題とも言える問題が潜んでおり、受験者は挑戦するかどうか判断が必須だったりします。
ITパスポート公式サイトの「試験内容・出題範囲」の最新のシラバス6.0を元に管理者が独断と偏見で書いてます。
「データ及びデータ構造」のまとめ
- データ構造は、スタックとキュー、配列以外はすべて暗記問題です。
- 配列は、シラバス6.0ではプログラミングで出題される可能性が高く、そちらで学習しましょう。
- スタックとキューは、コツはあるのです暗記問題ではないので、練習が必要になります。
「データ及びデータ構造」の出題内容
過去の出題はいずれも「スタック」と「キュー」です。いずれもデータの登録の方法と取り出し方が問題になっています。

感覚としては、「事例を出して、その解答がスタックの取り出し方による結果とキューの取り出し方による結果を混ぜて、正しい値を選択させる」という流れが妥当かなと思います。
ただ一点問題があって、「ITパスポートの設問自体がスタックをうまく日本語として表現できない」なケースがあります。

設問をレビューした人間をくびにしていいレベルです・・・・この手の設問が出たら即座に撤退するべきです!
「データの順番ではなく処理の順番ですね」
ちなみに配列は間違いなくプログラミングで使われと思いますので、ここでは出ないと思います。
仮にファイル関連やその他の用語は暗記系問題になるので、出たら素直に喜ぶべきだと思います。
「データ及びデータ構造」の学習方法案
まず大前提として、「データ及びデータ構造」はエンジニアを目指す場合は、知って損がない知識です。その上で、以下の順序で学習をお勧めします。
- データはプログラムが使うものとファイルの2種類に分かれることを理解し、その上でファイルについての用語をしっかりと抑える。(レコードとは何か?フィールドとは何か?)
- プログラムが使うデータを扱う時には、データの追加方法と取得方法によって分類できることを知る。
- データの追加方法と取得方法ごとに、どんなものかを理解する。
パソコンのオフィス製品を使っていたりすると、1番目はなんとなく理解できると思います。ということで問題は2番目と3番目です。
プログラムを作る人間は、プログラムを作る際にどのデータをどの順番で使うのかを選択していきます。
この時に大事なのは、どのデータから使っていくのか?となります。
依頼したデータ順にどんどん処理してほしい。 ex. メールやTwitterの書き込み | キュー | 先入れ先出し法、FIFO |
最新のデータから順にどんどん処理してほしい。 ex. プログラムの階層構造など・・ | スタック | 後入れ先出し法、LIFO、PUSH, POP |
表形式のデータで指定した位置のデータを処理したい ex. カレンダーやExcelなどの表計算ソフト | 配列 | 添字、行、列 |
データ一式を先頭から順番に処理してほしい ex. ECサイトの検索一覧 | リスト | ポインタ |
ツリー構造や二分木は一旦おいといていいかなと・・・
ここでややこしいのはスタックになります。しかし以下の点を抑えることでスタックはシンプルに理解できます。
- 一番最初のデータは、必ず最後に登場する。
- 一番最後のデータは、必ず最初に登場する。
ちなみにITパスポートの試験に出なければ、キュー、スタック、リスト、ツリー構造、二分木は当面不要な知識です
「データ及びデータ構造」を説明してくれる参考書
データという完全に抽象的なものを理解するのはやはり図解かなと思いますし、より親しみやすい表現は必須です。ということで「みんなが欲しかった!ITパスポートの教科書&問題集」です。

発行元 | TAC株式会社 |
著者 | TAC出版情報処理試験研究会 |
初版発行 | 2021年2月24日 |
定価 | 1,650円(税込) |
ホームページ | 公式サイト |
電子書籍版 | 有 |
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