[2021年版]ITパスポートの効率的な勉強の仕方について考えてみる

過去投稿,ITパスポート

まとめ

ITパスポートの効率的な勉強についてまとめてみました。効率って時間的効率と経済的効率がありますよね。。

・50時間で合格を目指しましょう。100時間などの記事もありますが、それは目指しちゃダメ。

・全体の60%の正解を目指すので、苦手分野は最低限で十分となる。

・参考書も大事だけど、一番大事なのは過去問。解くべし、解くべし、解くべし。

上には書かないですが、試験代が5700円と割りとするので、むやみに受験しないこともポイントです。

メリットとアプローチのバランス

ITパスポートはその試験内容と合格基準が緩く作られているので、その効果は限定的なものになります。

そうすると時間とお金をいかにかけないかが大切になります。

高難易度資格を除けば、皆さんが資格の勉強に欠ける時間は1時間というところでしょうか?

ITパスポートでは、おおよそ30から50時間程度と言われています。つまり平日2日に1回勉強するとして、2ヶ月というところでしょう。

1013円(東京都最低賃金) × 50日 + 5700円(試験料) + 2000円( 参考書 ) = 58,350円

なかなかの金額がかかっていることになります。これを下げれば下げるほど早く元が取れます。

やはり1から2年くらいで回収できるくらいのコストで合格を目指した方が良いと思います。

では肝心のITパスポートの価値は、企業の福利厚生などを調査した結果、こんな感じでした。

10000円(合格手当)+ (2000円(手当)* 24ヶ月) = 58,000円

ITパスポートに手当をくれる企業はそれほど多くはないのですが、合格者の日々の仕事に貢献はあると思いますので、肌感覚としてあっている気がします。

こうするとやっぱり50時間から60時間までには合格できるような、学習効率が必要だと思います。

ITパスポートの試験の特徴

さて効率を目指すならば、相手を知らねばなりません。どのような試験にも特徴があります。

ITパスポートも例外ではなく、合格基準から以下の特徴を導き出すことができます。

・全100問中、92問で60%である55問を正解すること。8問は外れても仕方ない問題が出ます。

・各分野で最低30%以上正解する必要があるけど、その境界線は低い。
 ストラテジ系 10問以上, マネジメント系で6問以上、テクノロジ系で14問以上

・仮に1分野が30%強だとしても、残りの分野で点数を稼ぐことで合格することができる。

例えばマネジメント系を10問しか正解しなくても、残り2分野で23,3問づつ正解すれば合格することができます。

皆さんにとってそれぞれ難しく感じる分野があり、そこは学習効率が極めて低いはず。

全問正解が必要でないなら、最初から難しい場所は勉強しないという選択肢を持つことは大切だと思います。

三島 某

ITパスポート相当の知識で最新のAI、経営戦略を担当することはありません。
使わない知識を後回しにすることは、それほど悪い選択肢ではありません。

ITパスポートの効率的な勉強方法は?

では、効率的な勉強方法とはどんなものを指すのでしょうか?参考書をしらみつぶしにノートに整理するべきでしょうか?

もちろん参考書をしらみつぶしに整理し、暗記することはとても素晴らしいです。しかし大量の時間が消費されます。

ここでは、こんな感じの勉強方法をお勧めしています。

Step1. 参考書を章やChaperなど、区切りを決めて読む。

Step2. 参考書の問題を解く(2,3問)

Step3. 解説付きの過去問を解く。(1で読んだ分野のみ解く)

Step4. 可能ならStep1の内容をさらっと読む。

Step5. Step1から繰り返す。

このやり方だと、Step1と2は通勤や通学時間をうまく活用できます。Step3は限られた数になるので、自宅での勉強は最低限に抑えることができます。

Step3を数年分の過去問をこなしても、1時間で十分お釣りがくると思います。

これなら1日に1時間、細切れの時間をうまく活用することで学習できると思います。

浮いた時間は、自分の好きなことに使った方がいいと思います。ITパスポートの勉強が心を豊かにすることはないと思いますし。。

以降はその具体的な手順について、もう少しだけ説明したいと思います。勉強方法って個人差があるので、こんなやり方もあるのか程度で流してもらえると嬉しいです。

参考書を決めた範囲を読む

参考書を読むというのは非常に大事なんだと思うんです。しかしITパスポートは非常に出題範囲が広いので、参考書は暑くなる宿命から逃れられません。

平均的に400ページから500ページあるため、1周読むというのは厳しいですし、知らない単語をフワっと説明されるのは苦痛だと思います。

そのため最初から、割り切って読むことがとても大事です。ここではこんな感じの使い方をお勧めします。

・ 1日に読む量は少なめにする。

・ あんまりしっかり読まない。

・ でも強調されている箇所の前後だけは、しっかり目に読む

1日に読める分量はどれくらいでしょうか?通勤時間といっても混在の具合にもよります。車の場合は、そもそも無理ですし。

極力、無理ない範囲で読みましょう。30Pくらい進めば相当頑張っていると思います。

参考書の文面は、問題の文面とは違います。そのため暗記しても、それが使える保証もありません。

かんたん合格 ITパスポート教科書 令和3年度 P116 参照

またその用語を説明できるようになる必要もありませんし、深く理解する必要もありません。

リラックスして流し読みしましょう(リラックスできるような内容でないことが残念です・・

短い量を繰り返し読むこと、強調されている箇所をうっすら覚えておくことがとても大事です。

参考書の問題を解く

参考書に問題がいくつか出ていますが、これの目的は復習ではありません。これはどんなパターンで問題が出るのか?の例を教えてくれているだけです。

しかし次の用途としてとても大事なので、必ず目を通しましょう。

かんたん合格 ITパスポート教科書 令和3年度 P118 参照

そのため、何度も解く必要はありません。答えを覚えてしまったら、このステップは飛ばしてしまいましょう。

注意点としては、他の章の問題は解かないこと、読んだ分だけで十分です。

参考書を読んだ範囲の過去問を解く(過去問じゃなくていいけど)

ITパスポートは、とにかく過去問を解いてなれることが大切です。参考書を暗記をせずに過去問を解くことがなぜ大切なのでしょうか?

・学習者のほとんどが初めて見る用語のため、基本的に飽きるから

・間違えることで、記憶の定着が深くなるから

・問題のパターンになれることで、本番の練習になるから

問題を解くことで、用語に慣れていき、試験に慣れていきます。間違えることで、次に参考書を開いたときに自然と注意が向かうと思います。

では、どのように過去問を見つけるかです。過去問を見つける方法は整理してみました。

種類説明
参考書付属の問題参考書ごとに色々ありますが、概ね1回の模試文100問くらいは付属しています。
ITパスポート問題集問題のみを掲載された書籍。解説がリッチなのが特徴です。
ITパスポート試験ドットコム

ITパスポート界屈指のサイト。こちらの過去問道場がお勧めです。何と言ってもお金がかからないのと、スマートフォンでも学習できる手軽さです。

公式サイト

ITパスポート主催の公式サイトです。全ての過去問がダウンロードできますが、解説がありません。

過去問は同じ年度のものを解くのではなく、いろんな年度のものにトライしましょう。

ただし最新の試験範囲のものは、当然ながら過去問を探してもありません。注意しましょう。

どこを飛ばすかのヒント

冒頭にも書きましたが、全問正解はいらないITパスポートでは、学習しないことも大切です。

ここでは独断と偏見で、この辺りは注意がいるかなという部分を並べたいと思います。

分野用語
ストラテジー在庫回転率 、発注方式、損益分岐点、ER図、DFD
マネージメントアローダイアグラム、工数計算
テクノロジー基礎理論、アルゴリズム、表計算、データ操作

基本的には、用語に慣れてしまえばいいい箇所は、チャレンジした方が良いのですが、数か期間を求めたり、公式のようのものがあるものは、時間次第かなと思います。

まとめ

三島 某

・勉強方法は個人によるので正解はありません。でもこういうのもあるくらいで。

・合格したい人は、満点を狙わずに得意不得意をしっかり見極めましょう。

・隙間時間を有効に活用することを念頭に工夫しながら勉強しましょう。

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