[最新版] ITパスポートのコスト


ITパスポート試験にかかる本当のコストについて、真剣気味に考えてみました。士業ではないので、効果は限定的だし、コスト意識って大事ですよね。
「ITパスポート試験のコスト」のまとめ
- ITパスポートは収入を保障するタイプの資格ではないので、合格によって得られるお金は所属する企業に依存してしまいます。
- ITパスポートの出費は、試験手数料のほか、参考書、交通費など含めると1万円が妥当です。
- ITパスポートの本当のコストが学習時間です。2ヶ月近くかけるとだいたい、その回収に2年程かかります。
すでにIT企業に入っている、あるいはIT関連の業務に従事している方が目指す資格ではありません。
エントリーレベルの業務を念頭においてIT業界に入ろうとする方、ITを管理する部署へ移動するかた以外はコストの回収は難しいと考えた方が良いです。
ITパスポートを合格によって得られるお金
企業の福利厚生などを調査した結果、合格手当と資格手当がもらえる可能性がありそうでした。
合格手当は1回きり。資格手当は少額ですがある程度もらえる可能性があります。
Ex. 2年くらい継続して手当が出るとした場合
10,000円(合格手当)+ (2,000円(手当)* 24ヶ月)= 58,000円
これは所属する会社に大きく依存してしまいますで注意が必要です。
これがない場合は、転職や就職時の評価アップのみがメリットとなりますので金額換算は難しいかもしれません。
ITパスポートを合格に必要なコスト
次にコストについて考えてみます。皆さんが資格の勉強に欠ける時間はどれくらいでしょうか?
仕事も家事も趣味も忙しい現代人では、いいとこ1時間というところでしょうか。
ITパスポートでは、おおよそ30から50時間程度と言われています。(割と上手くいったパターン)
つまり平日2日に1回勉強するとして、2ヶ月というところでしょう。
かかった時間と参考書と試験料の費用を計算すると粗々なコストを求めることができます。
Ex. 50日程度で合格した場合
1013円(東京都最低賃金) × 50日
+ 5700円(試験料) + 5000円( 参考書/問題集/交通費) = 61,350円
また必要な時間が増えれば増えるほど、さらにコストは増えていきます。
ITパスポートのコストをどれくらい回収できるのか?
さて最後のステップです。張り切っていきましょう!
上で説明を簡単に計算してみましたが、手当が出る前提で比較すると、2年くらいで回収となります。
これは同系統の資格である基本情報処理やMOSなどでも大きく変わりません。
やはりITパスポートでは、コスト意識をしっかり持って学習し、ある程度合格が見込める時に受験することが重要であることがわかりました。
皆さんも、事前の学習プランや目的をしっかり持ってチャレンジしてみてください!