[最新版] ITパスポートの試験内容


ITパスポート試験はどんな内容なのか、どれくらいで合格するのかについて簡単に説明したいと思います。
「ITパスポートの試験内容」のまとめ
- 出題数は100問で、試験時間は120分。1問辺り1分ちょっと、要作戦会議!
- 四肢択一式は、対策必須!慣れないと、時間のロスが尋常じゃなくなります。
- ITパスポートは、基本的に最低70%、各分野で最低40%以上を正解すれば概ね合格、満点を目指す試験ではありません。
ITパスポートの試験内容
出題数と試験時間
ITパスポート試験では、100問が出題されます。そして制限時間は120分となっています。
つまり、どういうことかというと
1問あたり1分半もない!
ということになります。
一度つまづくと挽回がシビアですし、ある程度の集中力も要求されます。
試験前にしっかりとした対策が必要となります。
出題形式
出題形式としては、100問全てが「四肢択一式」となっています。
「四肢択一式」は、問題文が1つに対して、4つの選択肢があり、いずれか1つを選択するものです。
問61 クレジットカードの会員データを安全に取り扱うことを目的として策定された,クレジットカード情報の保護に関するセキュリティ基準はどれか。
ア: TNFC イ: PCI DSS ウ: RFID エ: PCI Express
この「四肢択一式」が曲者で、計算問題を選択するものがあったりするので、対策(慣れ)が必要です。
以下は、三島の方でまとめたパターンです。。
パターンA) 適切なものはどれか?
パターンB) 最も適切なものはどれか?
パターンC) 〇〇はどれか? ← 今回はここ
パターンD) 全てあげたものはどれか?
パターンE) いくら/いくつ/どれくらいか?
慣れないの相当凶悪なので、しっかりと過去問をこなす必要があるわけです。
出題内容
ITパスポート試験は、全部で100問出題されるのですが、その問題は大きく3つに分類されます。
その3つは分野が全く違うものであり、学習方法にも大きく影響します。
・ストラテジ系(経営全般):35問程度
・マネジメント系(IT管理):20問程度
・テクノロジ系(IT技術):45問程度
基本的に皆さんがIT系と言われているのがテクノロジー系とマネージメント系を指します。
そこが全体の60%強を締めますので、自分の弱点をしっかり把握する必要があります。
合格基準
ITパスポート試験の合格基準は、総合評価点と分野別評価点の2つあります。
2つの基準を双方ともクリアすることで、晴れて合格となります。
総合評価点
ITパスポート試験では、将来の出題する問題を試験的に、8問ほど本番に含めます。
そして残りの92問が評価対象となります。。。そして8問と区別がつきません。
総合評価点はこの92問に対して1000点が割り振られ、その内600点以上を取ることでクリアとなります。
え、どういうこと?と思うと思いますのでシンプルにいうと
「100問中、70%は正解しないと合格ギリギリライン」
ということです。評価対象外の8問を正解した状態で60%を正解してもだいたい不合格・・
分野別評価
分野別評価点とは、「出題内容」で説明した3つの分野について、それぞれ30%以上正解するとクリアとなります。
ただし、以下の通り分野ごとに評価対象となる問題数が違いますので、最低でも40%を目指しましょう。
- ストラテジ系:32問
- マネジメント系:18問
- テクノロジ系:42問
ここでのポイントは簡単です。受験者にとってどこで手を抜き、どこで点を取りにいくのかを決めることができます。
例えば、こんな感じの工夫ができます。
a) テクノロジー系の計算問題は捨てる・・・
b) マネジメント系は基本的なところだけ押さえておく・・・
c) ストラテジ系で思いっきり、頑張りテクノロジ系は出題傾向が高いところを中心に勉強する