[最新版] ITパスポートの学習方法


ITパスポートの学習方法についてまとめてみました。基本的には学習者の好みで良いのですが、より効率的に学習のヒントにしてください。
「ITパスポートの学習方法」のまとめ
- ITパスポートの試験は満点を狙わない戦略を取ることができます。
- 参考書は一気に読まず、細かく分けて学習していく。大事なのは過去問をこなすこと。
- 学習の強弱をしっかりつけていく。
ITパスポートの試験の特徴
さて効率を目指すならば、相手を知らねばなりません。
どのような試験にも特徴があります。
ITパスポートも例外ではなく、合格基準から以下の特徴を導き出すことができます。
・全100問中、92問で60%である55問を最低正解すること。8問は外れても仕方ない問題が出ます。
・各分野で最低30%以上正解する必要があるけど、その境界線は低い。
ストラテジ系 10問以上, マネジメント系で6問以上、テクノロジ系で14問以上
・仮に1分野が30%強だとしても、残りの分野で点数を稼ぐことで合格することができる。
例えばマネジメント系を10問しか正解しなくても、残り2分野で23,3問づつ正解すれば合格することができます。
皆さんにとってそれぞれ難しく感じる分野があり、そこは学習効率が極めて低いはず。
全問正解が必要でないなら、最初から難しい場所は勉強しないという選択肢を持つことは大切だと思います。
ITパスポートの効率的な勉強方法は?
そもそも効率的な勉強方法とはどんなものを指すのでしょうか?
参考書をしらみつぶしにノートに整理するべきでしょうか?
もちろん参考書をしらみつぶしに整理し、暗記することはとても素晴らしいです。
しかし大量の時間が消費されます。
ここでは、こんな感じの勉強方法をお勧めしています。
Step1. 参考書を章やChaperなど、区切りを決めて読む。
Step2. 参考書の問題を知る(2,3問)
Step3. 解説付きの過去問を解く。(1で読んだ分野のみ解く)
Step4. 可能ならStep1の内容をさらっと読む。
Step5. Step1から繰り返す。
このやり方だと、Step1と2は通勤や通学時間をうまく活用できます。
Step3は限られた数になるので、自宅での勉強は最低限に抑えることができます。
Step3を数年分の過去問をこなしても、1時間で十分お釣りがくると思います。
これなら1日に1時間、細切れの時間をうまく活用することで学習できると思います。
浮いた時間は、自分の好きなことに使った方がいいと思います。
ITパスポートの勉強が心を豊かにすることはないと思いますし。。
以降はその具体的な手順について、もう少しだけ説明したいと思います。
勉強方法って個人差があるので、こんなやり方もあるのか程度で流してもらえると嬉しいです。
参考書を決めた範囲を読む
参考書を読むというのは非常に大事なんだと思うんです。
しかしITパスポートは非常に出題範囲が広いので、参考書は暑くなる宿命から逃れられません。
平均的に400ページから500ページあるため、1周読むのでさえ厳しいです。
そのため最初から、割り切って読むことがとても大事です。
ここではこんな感じの使い方をお勧めします。
・ 1日に読む量は少なめにする。
・ あんまりしっかり読まない。
・ でも強調されている箇所の前後だけは、しっかり目に読む
1日に読める分量はどれくらいでしょうか?通勤時間といっても混在の具合にもよります。
車の場合は、そもそも無理ですし・・・
極力、無理ない範囲で読みましょう。30Pくらい進めば相当頑張っていると思います。
参考書の文面は、問題の文面とは違います。
そのため暗記しても、それが使える保証もありません。

またその用語を説明できるようになる必要もありませんし、深く理解する必要もありません。
リラックスして流し読みしましょう(リラックスできるような内容でないことが残念です・・
短い量を繰り返し読むこと、強調されている箇所をうっすら覚えておくことがとても大事です。
参考書の問題を知る
参考書に問題がいくつか出ていますが、これの目的は復習ではありません。
これはどんなパターンで問題が出るのか?の例を教えてくれているだけです。
しかし次の用途としてとても大事なので、必ず目を通しましょう。

そのため、何度も解く必要はありません。
答えを覚えてしまったら、このステップは飛ばしてしまいましょう。
注意点としては、他の章の問題は解かないこと、読んだ分だけで十分です。
参考書を読んだ範囲の過去問を解く(過去問じゃなくていいけど)
ITパスポートは、とにかく過去問を解いてなれることが大切です。
参考書を暗記をせずに過去問を解くことがなぜ大切なのでしょうか?
・学習者のほとんどが初めて見る用語のため、基本的に飽きるから
・間違えることで、記憶の定着が深くなるから
・問題のパターンになれることで、本番の練習になるから
問題を解くことで、用語に慣れていき、試験に慣れていきます。
間違えることで、次に参考書を開いたときに自然と注意が向かうと思います。
では、どのように過去問を見つけるかです。過去問を見つける方法は整理してみました。
種類 | 説明 |
参考書付属の問題 | 参考書ごとに色々ありますが、概ね1回の模試文100問くらいは付属しています。 |
ITパスポート問題集 | 問題のみを掲載された書籍。解説がリッチなのが特徴です。 |
ITパスポート試験ドットコム | 過去問がたくさん掲載されており、クイズ形式で答えることできます。 |
ITパスポート公式サイト | ITパスポート主催の公式サイトです。全ての過去問がダウンロードできますが、解説がありません。 |
過去問は同じ年度のものを解くのではなく、いろんな年度のものにトライしましょう。
ただし最新の試験範囲のものは、当然ながら過去問を探してもありません。注意しましょう。
どこを飛ばすかのヒント
冒頭にも書きましたが、全問正解はいらないITパスポートでは、学習しないことも大切です。
ここでは独断と偏見で、この辺りは注意がいるかなという部分を並べたいと思います。
分野 | 用語 |
ストラテジー | 在庫回転率 、発注方式、損益分岐点、ER図、DFD |
マネージメント | アローダイアグラム、工数計算 |
テクノロジー | 基礎理論、アルゴリズム、表計算、データ操作 |
基本的には、用語に慣れてしまえばいいい箇所は、チャレンジした方が良いのですが、数か期間を求めたり、公式のようのものがあるものは、時間次第かなと思います。